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2人用防災セットと1人用を2つ買うのはどっち?夫婦の持ち出しやすさで比較

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2人用を1セット買うのと、1人用を2セット買うのとで、どちらが持ち出しやすいかは、総重量より「誰が何kgを背負うか」で変わります。今回比べる3つの持ち方では、2人分を1個にまとめると約8.5kgを1人が持ち、2個に分けると約5.2kgと約4.5kg、1人用を2セット買うと約5.0kgずつになります。

「2人用」と書かれていても、リュックの数はセットごとに違います。2個のリュックが付く2人用セットでも、中身が同じとは限りません。1人用を2セット買えば、ラジオやランタンまで2組になります。

では、どの持ち方が2人に合うのでしょうか。誰がどのリュックを持つのかまで具体的に考えると、1バッグ・2バッグ・1人用×2の違いが見えてきます。

目次

2人用でも「リュック1個」と「リュック2個」がある

SHELTER プレミアム 2人用のリュックは1個です。容量は約30Lで、2人分の水・ごはん・寝具・トイレなどがこの1個に入ります。一方のラピタ プレミアム 2人用は、防水仕様のリュックが2個(各約24L)に分かれています。

「2人用」は人数を示しているだけで、バッグ数までは分かりません。 商品名の次に、商品ページで「リュックの数」と「1個あたりの重量」を見てください。この2点を軸に、3構成を並べます。

2人分の総重量より「1人が何kg持つか」で比べる

表は、価格、バッグ数と重量、共有機器の順に見ると違いが分かります。水・ごはん・携帯トイレの数量は3構成で同じなので、差が出るのはバッグの分け方と、ラジオ・ランタンの数です。

リュック価格(税込)バッグ数・重量水・食品・携帯トイレラジオ・ランタン持ち方の特徴・注意
SHELTER プレミアム 2人用21,380円リュック1個(約30L)/総重量約8.5kg/約8.5kgを1個に集約保存水500ml×8本/ごはん6食/トイレONE3枚入×2各1個(共有)商品価格が3構成で最も低い/総重量約8.5kgをひとりで背負う
ラピタ プレミアム 2人用30,180円リュック2個(各約24L・防水仕様)/総重量約9.7kg/約5.2kgと約4.5kg保存水500ml×8本/ごはん6食/トイレONE3枚入×2各1個(共有)荷物を2個に分けられる/2個の中身は同一ではない
SHELTER プレミアム 1人用×229,960円(14,980円×2)リュック2個(各約30L)/総重量約10.0kg/約5.0kgずつ保存水500ml×8本(4本×2)/ごはん6食(3食×2)/トイレONE3枚入×2各2個同じセットを1個ずつ持てる/総重量は3構成で最も重い

※価格は楽天市場(ラピタ公式ストア楽天市場店)で確認した税込価格です。1人用×2の価格・数量は、1人用の価格と数量を2倍にした計算値です。価格・在庫・送料は販売店や時期で変わるため、購入前に楽天市場の商品ページで確認してください。

3リュックは、価格と重量の分かれ方が逆向きです。SHELTER 2人用は商品価格が最も低く、総重量も約8.5kgと最軽量ですが、その約8.5kgが1個に集まります。総重量だけでなく、1人が何kg持つかを見ます。 ラピタ 2人用は約5.2kgと約4.5kgに分かれ、SHELTER 1人用×2は約5.0kgずつです。

1バッグに集約は約8.5kgを1人が持つ、2バッグに分散は約5.2kgと約4.5kg、1人用2個は約5.0kgずつ持つことを比べた図

商品価格で見ると、SHELTER 2人用と1人用×2で8,580円の差があります。ラピタ 2人用と1人用×2の差は220円で、1人用×2のほうが低い計算です。この価格差が生まれる理由はメーカーが説明していないため、言えるのは確認できる仕様差だけです。バッグ数、バッグの容量、ラジオ・ランタンの個数、総重量が違います。

玄関を出るとき、誰が何kg持つ?

同じ2人分でも、玄関を出る場面は3通りになります。SHELTER 2人用ならどちらかが約8.5kg、ラピタ 2人用なら約5.2kgと約4.5kg、SHELTER 1人用×2なら約5.0kgずつです。

総重量が最も軽いのはSHELTER 2人用ですが、約8.5kgは1人に集まります。階段を下りる、普段のバッグや上着も持つ、片方が別の荷物を持つといった場面を足すと、総重量だけでは並べられません。

どのバッグを誰が持つかまで決めてはじめて、持ち出しやすさが比べられます。表の重量には、あとから入れる衣類や常備薬の重さは含まれていません。

SHELTER 2人用はセット価格が最も低いが、約8.5kgが1個に集まる

SHELTER プレミアム 2人用はリュック1個(約30L、リュック単体で約640g)に、保存水500ml×8本、ごはん6食、寝ぶくろ・エアーマット・トイレONE3枚入×2が2人分入ります。ラジオライト、ランタン、ウォーターバッグは1つずつの共有です。

この構成が合うのは、2人がほぼ一緒に動き、どちらかが約8.5kgを背負うことを現実的に思い描ける場合です。今回比較した3構成では、商品価格21,380円、総重量約8.5kgで、どちらも最も低い構成です。一方で、階段の上り下り、避難する距離、普段の荷物、体調によって、約8.5kgの感じ方は変わります。持ち出す人と、階段や距離の条件を先に決めておくと、この構成が合うか判断できます。

2バッグ型は荷物を分けられるが、2つの中身は同じではない

ラピタ プレミアム 2人用は、防水仕様のリュック2個(各約24L)に、約5.2kgと約4.5kg、総重量約9.7kgで入っています。リュックにはターポリン生地と止水ファスナーが使われていると記載されています。

重さを分けられるのが最大の違いですが、公式の商品ページには、2つのリュックの内容物が異なると書かれています。2バッグ型でも、2つのバッグの中身は同一とは限りません。 ラジオライトとランタンは各1個なので、2つのバッグ双方に同じ機器が入る構成ではありません。どのバッグに何が入るかは、商品ページの一覧からは確認できません。商品ページの情報だけでは、片方のバッグだけを持ち出した場合に何がそろうかまでは判断できません。届いたら2つのバッグの内訳を確認し、必要なら入れ方を調整しておくとよいでしょう。

1人用を2つ買うと、同じセットを1人1個ずつ持てる

SHELTER プレミアム 1人用は1セット14,980円、約5.0kg、リュックは約30Lです。2つ買うと、保存水は500ml×8本、ごはんは6食、トイレONE3枚入は2袋で、SHELTER 2人用と数量が同じになります。違うのは、ラジオライトとランタン、ウォーターバッグも2つずつになる点です。1人用×2では、ラジオ・ランタンまで2組になります。

この重複を無駄とみるかどうかは、2人の動き方で変わります。2つのセットを別々の場所に置く運用や、片方が先に持ち出す場面まで考えるなら、同じ1人用セットをそれぞれ用意できることに意味があります。常に2人一緒に動くなら、機器は1組で足りるという見方もあります。ただし、2個あるほど必ず安全というわけではありません。1人用セット単体の価格帯や足りない物は、『防災グッズはいくらかかる?一人暮らし向け防災セットを価格帯別に比較』にまとめています。増えるのは価格(SHELTER 2人用より8,580円)と総重量(約1.5kg)で、2人の動き方に見合うかどうかが基準になります。

2人用セットは「共有する物」と「1人ずつ使う物」が混ざっている

今回の2人用2商品の内訳を見ると、ラジオライト、ランタン、ウォーターバッグ、防災アドバイスの冊子は1つずつです。寝ぶくろ、エアーマット、レスキューシート、携帯トイレ、レインコート、歯ブラシ、簡易救急セットなどは2人分入っています。共有できる機器を1つで足りると考えるか、同じ物を2つ持つかが、2人用と1人用×2の分かれ目です。

セットに入っていない物もあります。常備薬や衣類は内訳にありません。ラジオライトでスマホを充電するライトニングケーブルも付属していません。東京防災2023では、非常用持ち出し袋の中身は、それぞれ自分にとって必要な物を考えて準備することが重要とされています。2人の体格や持病、普段の持ち物が違えば、同じ内容のセットでも個人用品は別に足すことになります。

水にも注意が必要です。首相官邸『災害が起きる前にできること』は、備蓄の目安として飲料水3日分(1人1日3リットル)を挙げています。2人なら18リットルです。セットの保存水は500ml×8本の4リットルなので、家庭の備蓄は別に考えます。

2人の動き方で、1バッグ・2バッグ・1人用×2が分かれる

首相官邸のページにも東京都のページにも、1個にまとめるか分けるかを定めた記載はありません。あるのは、非常時に持ち出す物をリュックに詰めてすぐ持ち出せるようにしておくこと、そして東京都防災ホームページ『災害が起きる前に(自宅編)』にある家族の役割分担や持ち出し品の置き場所の確認です。誰が何を持つかは、2人で決める部分になります。

SHELTER 2人用が合うのは、2人が一緒に動く前提で、どちらかが約8.5kgを背負うことを想定でき、共有機器を1組にして価格を抑えたい場合です。荷物が1個なら、置き場所も持ち出す物の確認も1か所で済みます。

ラピタ 2人用が合うのは、2人で荷物を分担したい場合や、防水仕様のリュックを重視する場合です。共有機器は1組でよいと考え、2個の中身が違うことを理解して担当を決められることが条件です。2つのバッグの中身が異なるため、片方だけで何がそろうかは商品ページでは判断できません。

SHELTER 1人用×2が合うのは、それぞれが同じ1人用セットを持ちたい場合です。ラジオ・ランタンが2組になること、価格と総重量が増えることを受け入れられるなら、担当を細かく決めなくても、どちらのバッグにも同じ物が入っている状態を作れます。

まとめ|2人用セットは「誰が何kg持つか」で選ぶ

2人用と1人用×2の違いは、セット名ではなく、バッグ数、1個あたりの重量、共有品の数に出ます。候補の総重量だけでなく、玄関から持ち出すときに誰が何kgのバッグを持つのかまで決めて選んでください。

購入前に商品ページでリュックの数、各リュックの重量、2個の中身が同じか、ラジオ・ランタンが何個かを確認してください。届いたら2つのバッグの中身を確認し、誰がどちらを持つか決めておけば、避難時に迷いにくくなります。

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この記事を書いた人

防災用品を、住まい・人数・困りごと・予算などの条件から比較しています。官公庁・メーカー公式情報などの一次情報を重視しています。

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